ご来院の皆様へ

【予約受付】
より安心した環境での治療を提供致したく予約優先での治療をしています。
電話もしくは来院時に次回のご予約を受付させていただきます。どうぞご利用ください。

 但し、急患の患者様は時間内であれば診療致します。

 

コロナ感染状況を冷静にとらえながら安全に治療を受けて頂ける様、
院長・スタッフ共に注意深く感染予防対策を取ってまいります。
尚、本ホームページにて今後の休診状況を随時更新致しますので確認の上ご来院下さい。

 

【患者様へのお願い】

・治療の際、当院で用意するベッドシーツの上に敷くバスタオルをぜひご持参下さい。

・ご来院の際には基本的な感染予防であるマスクの着用(不織布)は任意となります。

・患者様が安心して通院して頂ける環境を提供する為、咳・発熱等体調不良時はお申し出ください。

 
【初めての方へ】
・月~金  午前は11時迄 午後は18時迄にご来院下さい。
 急な場合もあると思いますので、まずはご連絡をお待ちしております。

 

11月・12月 休診日のご案内

当ホームページにて逐次休診日の状況をお知らせ致しますので、ご確認の上ご来院下さい。

 

※令和6年6月1日より、
 水曜日の午後及び第1土曜日も休診日となりました。

※各土曜日の治療は、午前9-11時、午後2-4時までです。

 

 

 

◆11月

2(第1土)

3(日)4(月/祝)・6(水 午後)

10(日)・13(水 午後)

17(日)・20(水 午後)・23(土/祝)

24(日)・27(水 午後)

 

◆12月

1(日)・4(水 午後)・7(第1土)

8(日)・11(水 午後)

15(日)・18(水 午後)・21(第3土)

22(日)・25(水 午後)

29(日)・30(月)・31(火)

ご挨拶

「東洋医学 でぐち鍼灸院」が、当地に平成2年4月に開業致しまして30余年となりました。
これもひとえに地域の皆様、患者様のご信頼とご支援の賜物と、心より感謝し御礼申し上げます。
これからも、スタッフ一同、質の高い治療を目指し研鑽を重ね、皆々様と共に成長する鍼灸院として日々楽しく、また真心を込めて治療を行ってまいります。

出口 多賀司

治療

良導絡とは

身体に(-)の弱電気(9V又は12V、24V)を通し、経絡上(良く電気の通る道)の皮膚電気抵抗を計り、自律神経(交感神経)の興奮状態を調べます。
測定により相対的な身体の抵抗バランスの変動検出を統計的に行い、身体の左右の自律神経バランスの健康状態を把握し治療方針を立て、病気、諸症状、未病の治療を行います。
病気の治療及び、身体に免疫力をつけ、未病予防が可能な治療と治療効果を測定できる方法です。
この測定では主に交感神経の電気抵抗値を測定します。

良導絡

自律神経について

自律神経には交感神経(がんばる神経)と副交感神経(癒やしの神経)があります。

交感神経とは

交感神経は、神経節として第1胸神経から第3腰神経又は第4腰神経の前根から出ています。
交感神経は身体の筋肉、汗腺、涙腺、気道、心筋、肺、肝臓、消化管(胃・十二指腸・小腸・大腸)に分布しています。
又、赤・白血球の調整も行い、生体の機能調整(ホメオタシス)の役割を担っています。

交感神経の役割は

1.環境変化に素早く対応する神経。
2.血管の収縮と拡張に基づき血流に作用(血圧・脈拍上昇)する神経。
3.皮膚発汗作用。
エクリン腺 : 体表全部、汗の発汗を促す作用。
アポクリン腺 : 腋窩・陰部などのごく一部に分布。
4.アドレナリン分泌作用(攻撃的ホルモン)。

四方山話

帯状疱疹と鍼灸治療

コロナが収束に向かっているようですが、精神的ストレスおよび肉体運動の低下が加わり、コロナ禍中は、高齢者に限らず若い人達にも免疫力の低下がみられ、若年層(20代から40歳代)にも帯状疱疹ヘルペスの発症が多く見られようになりました。

原因は子供の頃に罹った水疱瘡です。1度水疱瘡に罹ると治っても、体の背骨の神経の出るところ[交感神経節(前枝・後枝)]に抗体として生きていきます。(免疫学的記憶)これが[水疱瘡ウイルス]の[抗体]となり、大体記憶細胞は数年から何十年も生き続けるようです。

 

原因はとしては

 普段、体内に侵入している[水疱瘡ウイルス]は、免疫の力により抑えられていますが、ストレス、加齢、極度の疲労等により、空気中に浮遊している[水疱瘡ウイルス]と 再度、免疫が落ちた体内に侵入し神経節に隠れている水疱瘡ウイルスに対する記憶細胞と反応[抗原抗体反応]して潜んでいる身体の半身皮膚分節(デルマトーム]上に発赤、水膨れ、痛み、時として激痛が走る。これが帯状疱疹ヘルペス(おび状、たて状)の原因と現象です。

 

出現場所と症状は

出現する場所は全身の半身に出ます。帯状疱疹ヘルペス出現の前兆として、1週間または2週間前より日夜、かゆみ、重い痛み、チクチクした痛みが続きます。たまに前兆無しで発症する場合もあります。症状には多種多様で発症前夜には激痛が走ることもあり、朝起きチクチクすると思い、身体を見たら赤い発赤が、多く出ている場合もあり、2~5個ぐらい線状又は塊で発赤が出ている事もあります。触れば痒いかチクチクする痛みであれば、帯状疱疹ヘルペスです。高齢になれば身体の半身が発赤と水膨れで、首、背中、腰の横、前、臀部、下肢に帯状、縦状に出て、痒み及び激痛に見舞われる事もあります。

しかし、帯状疱疹ヘルペスは片側半身しか出ません。

 

出現する皮膚分節(デルマトーム)は

頸椎(C1からC8)神経

頚痛のC1からC3までは顔、頭に出ます、C4からは顔の下、鎖骨周りに出ます。

顔まわり、目の周り、頭上が帯状疱疹ヘルペスウイルスに侵されると、このウイルスは脳内を犯すことがあります。目の周りだと時として失明の恐れもあります。

※[帯状疱疹ヘルペスウイルス=水疱瘡ウイルス] [顔面神経麻痺ウイルス=単純ヘルペスウイルスもあります]

 

胸椎(T1からT12)神経

胸椎神経支配領域はTh1~12神経で腕、脇から12肋骨周りに発症します。

 

腰椎仙骨(L1からS4)

 主に臍(へそ)周りから骨盤、陰部周りに出ます。痛みは同様の経過です。 

又、L4,5,S1より下に出る場合は大腿、下肢にも同様に発赤、水膨れ、痛み、激痛が走ります。

 

鍼灸治療は安全で効果的な治療法

帯状疱疹ヘルペスに侵され発赤、水膨れ、痛みが出ている神経領域、皮膚分節(デルマートム)を確定し、ヘルペスの出ている脊柱椎体、外方で1つ上の神経節及び真横の神経節、皮膚分節前後に鍼を直刺(3cmから4cm)します。

その後、置き針15分または低周波電気鍼15分間の治療を行えば、1回の治療で痛みは半減します。週に2回程度の治療で早ければ2週間又は1ヶ月程度で寛解します。

 発症直後から、1周間以内が効果の出る治療日です、何故かといいますとウイルスが入り込み既存のウイルスと反応して皮膚分節内で抗原抗体反応を起こしている最中であります。   

鍼灸治療で免疫を上げ白血球の好中球の増加を計ればウイルスを撃退することができます。(鍼灸刺激による白血球左方移動)

好中球=好中球は血管外の感染巣で作用を発する。細菌を食べて死滅させる作用がある。

白血球=好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球(T細胞、B細胞、NK細胞)単球等がある。