初めての方へ

私は医業に携って五十年を越えます、診療放射線技師として20数年、鍼灸師として30余年。
その間、二足のわらじの時もありました。 西洋医学的診断としての放射線診断、画像診断(X線-P・CT・MRI・超音波)、生化学(血液)検査にも携わっており、検査等の解析もある程度理解できます。
西洋医学・東洋医学の見地から、鍼灸においての診断・治療は各分野を自信を持ってフォロー出来ます。
特に腰痛(ぎっくり腰・筋筋膜性腰痛・ヘルニア性腰痛・軽度脊柱管狭窄症性腰痛等)、肩こり(頸肩腕)、不妊治療、帯状疱疹による各神経痛、顔面神経麻痺、風邪症候群、腹痛、下痢等には良好な結果を出しています。
(別ページ参照)
頭皮鍼や顔面神経麻痺、突発性難聴、円形脱毛症治療等、多数の経験を積んでいます。
また効果的なアンチ・エイジングが期待できる美容鍼も行っています。


鍼は痛くないのか
保険について
期間・頻度について
治療時の服装について


初めて鍼灸院を受診される方へ

1.鍼(はり)は痛くないのか??

鍼(はり)は痛くないのですか、との質問をよくうけます。
鍼(はり)といわれると縫い針や注射針を想像される方が多いと思われますが、実際の鍼(はり)の太さは0.14mm~0.26mmで、髪の毛と同じくらい細くしなやかな形をしています。
鍼灸治療は、長い歴史の中で、多くの治療家たちが、患者様の感じる痛みを少なくして、大きな治療効果をあげようと、試行錯誤を重ねて、現在に至っています。
現在では、鍼(はり)は最も人体に対して痛くない形になり、鍼(はり)の打ち方も、最も人体に対して痛くない打ち方が考案されています。
ですから、現在の日本で行われている鍼灸治療は、基本的には痛みはほとんどなく、鍼(はり)を刺されていることさえ感じない事もよくあります。
但し、はりにはひびきといわれる独特の感覚を感じることがあります。これは、身体の治療機転に必要な感覚です。
この感覚は、何かで刺されたりしたような激痛のような、嫌な感覚ではありませんので、安心してください。

鍼

鍼(はり)が痛く感じる原因

それでも、鍼(はり)刺激が痛く感じる事もあります。痛くなる原因は3つあると考えられます。

1.鍼(はり)を使いすぎてすりへっているため

当院では一回一回使い捨ての鍼(ディスポ鍼)をつかっているので、この心配はありません。

2.術者の技術不足

当院のスタッフは文部科学省・厚生労働省指定の大学・専門学校を卒業し、鍼灸師国家試験に合格した有資格者のみで行っております。卒業後も患者に痛みを与えないよう日々努力しつづけておりますので、ご安心下さい。

3.身体全体が弱っていたり、刺入部位が弱っているところであるため

この痛みは、仕方がないものです。

しかし、その痛みの感じ方は人それぞれですが、足ツボマッサージ等で感じる「痛きもちいい」感覚に近いものですので、この痛みを好まれる患者さんも多くおられます。ですから、痛いといっても、注射針や縫い針を刺したときのような激痛にはなりませんので、ご安心下さい。

※1・2の原因で痛くなることはめったにありません。もしこういうことで痛みがあったとしたら、遠慮なく、術者に文句を言ってください。

最後に、※1鍼(はり)を刺したところから出血することはめったにありません。
鍼灸(はり・きゅう)治療で使用する鍼は細くて柔らかな鍼(はり)なので、硬くて太い動脈や静脈に刺さる事はまずありません。ですから、治療後にお風呂等に入られても感染したりすることは、ありません。
但し、皮下の毛細血管にささってごくまれに小さな出血をすることがあります。この出血跡はすぐに消えて跡形無く、なくなってしまいますので、安心してください。《東洋医学的には、この出血はオ血といって身体にとっていらない血が体外に出血しているすので、出血したほうがよいこともあります。》

※1まれに出血傾向がある方がいます。それは、先天的に血小板が少ない方や血液凝固抑制剤(ワッファリン等)を服用中の方、又、ビタミンEを含むサプリメント等を持続的に飲んでおられる方は鍼によって皮下出血することがありますので、施術前に申し出てください。

2.保険について

医師の同意書があれば、以下の6疾患については保険が適用されます。

  1. 神経痛(坐骨神経痛・頭・顔・手・足等の痛み)
  2. リウマチ(手・足などの関節が腫れて痛む)
  3. 五十肩(肩関節が痛く腕が上がらない)
  4. 腰痛症(腰が痛む、重い、だるい)
  5. 頚腕症候群(首・肩凝り・腕の痛み、シビレ)
  6. 頚椎捻挫後遺症(交通事故のむちうち損傷など)
  7. その他、原因不明の慢性的な痛み

※詳しくは、診療報酬のページの保険取り扱いについて(保険適応までの手順)を参照下さい。

3.期間・頻度について

当院では、症状によってちがいますが、基本的には痛いときや身体の調整をしたいときなど、患者自身が治療を受けたいと思われる時に来て頂くようにしております。ですから、こちらから何日後に来なさいと指定することはありません。症状の重い方は治療は朝夕でも必要な時もあります。

4.治療時の服装について(術衣は当院で用意しています)

当院での治療は全身治療が主です。よって、全身を診せてもらわなくてはなりませんので、治療時は基本的に下着一枚になってもらいます。下着の上に不織紙で作られた施術衣(上下)を着て頂きます。初回は無料支給です。次回からは持参して頂きます。

当院の治療ベッドは個々に区切られているので、男の人と女の人が一緒になることはありません。治療に必要の無い部分はバスタオルで隠すなどの配慮はもちろんいたします。また、女性スタッフもおりますので、安心してください。